皆さんはカフェでノートパソコンを開いて仕事や勉強をしている人を見たことがありますか?
個人的にはスタバやタリーズなどのカフェの空間、コーヒーが好きなので、休日にスタバでコーヒーを飲みながらぼんやりしてたり、読書をしたりすることがありますが、ただ勉強や仕事をするにはいささか不向きではないかと感じているのが正直なところ・・・
ですが、どういうわけかスタバやタリーズコーヒーに行くとPCで作業をしている方や、勉強にいそしんでいる方がたくさんいらっしゃいましたので、実際にカフェでの仕事や勉強は効率的なのかを調べました。
というわけで、今回はカフェでの仕事・勉強は効率的なのかどうかについてお話をしていきます。
カフェでの作業は基本的には非効率な場合が多い
結論から申しますとカフェでの作業は非効率な場合が多いです。まず、カフェの環境について整理しましょう。
カフェは基本的にはリラックスできるような落ち着いた空間をデザインされている場合が多いです。この点については仕事や勉強に向いているかもしれません。
ですが、一般的なカフェの環境音は60~70デシベル程度とされており、この70デシベルというとバスの車内と同程度の環境音です。
一部の研究では70デシベルというのは想像性を刺激する音量という結果もあるようですが、それは創造性を働かせるような場合に限り、なにかを覚えるという場面では不利に働くことがわかっています。
実際に何か新しい知識を覚えるには静かなほうが効率がいいということが2010年のウェールズ大学の研究によってわかっています。
この研究では、音楽が記憶力や認知機能に与える影響を調査しています。参加者たちに数列や文字列を記憶してもらう課題を与え、その際に以下の5つの音環境でテストを実施しました。
- 静寂な無音状態
- 好きな音楽を聴きながら
- 嫌いな音楽を聴きながら
- 一貫した音(同じ音が繰り返される)
- ランダムな数字の読み上げ
結果として、無音状態と一貫した音の環境で最も高いパフォーマンスを記憶しましたが、好きな音楽や嫌いな音楽、ランダムな数字を聴きながらの状態では、記憶力が低下する傾向がみられたそうです。
特に歌詞がある音楽の場合は無意識にでも歌詞の意味を理解しようと脳の言語処理のリソースを割いてしまうことが考えられています。
カフェを仕事や勉強の前に利用して効率を上げる
さて、カフェでの仕事や勉強は効率が悪いとお伝えしましたが、カフェをうまく使いこなすことで、仕事や勉強の効率は上げることができます。
それは仕事や勉強をする前にカフェを利用することです。
カフェでコーヒーを楽しんだ後に自宅に戻って勉強をすることで作業効率アップが期待できます。
まず、カフェインはコーヒーを飲んだ10分~30分程度で効果が表れ始め、数時間は効果が持続します。カフェインには記憶力・集中力を高める効果がありますので、カフェインの効果、カフェから徒歩で自宅に戻るのであれば、運動の効果などが合わさることで記憶力・集中力が上がった状態での作業に取り組むことができるはずです。
また、どうしても外出先で作業する必要がある場合には耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを利用しなるべく雑音を消して作業することで集中力の欠如を最低限にすることができます。
まとめ
外出先でどうしてもカフェでしか仕事や勉強ができないという場合もあるかと思いますが、そういった理由がなく、仕事や勉強の効率を重視したい場合にはできるだけ静かな場所で作業するのが望ましいです。
とくに勉強などをする場合には情報にアクセスしやすい図書館などを利用するのが一番効率的といえるでしょう。
参考文献
Can Preference for Background Music Mediate the Irrelevant Sound Effect?