投資って?投資はしたほうがいいの?投資の種類と特徴

2024年から始まったNISA制度を皮切りに、現在の日本は今までにないほどの投資ブームとなっています、ですが、投資のメリットばかりが取り上げられており、貯金の上位互換と言わんばかりの紹介までされていることもあり、逆に「株式投資って失敗すると借金が何千万ってなるんでしょ?」といったイメージを持っているも沢山いらっしゃいます、きちんと勉強していればそんなことはありません。
今回は投資につい基本中の基本について取り上げていきます。

「投資の失敗=借金」は間違い

まず、「投資の失敗=借金」は間違いです。もちろん投資したお金のより価値が下がることはありますが、自己資金の範囲であれば借金を負うという事はありません。

このようなのイメージを持っている人は「自己資金での投資」ではなく、「信用取引の投資」をイメージしてしまっているのです。

信用取引とは?

信用取引とはわかりやすく言うと銀行や証券会社にお金を借りて投資をする事を言います。

例えば手元に50万円の資金があり50万円分の株式を購入するとします。

この株の価値が半分になってしまった場合、株の価値も半分の25万円になってしまいますが、手元にあった資金の価値が半分になっただけなので負債は残りません。

信用取引の場合は手元に50万円の資金があった場合、3.3倍までの資金を使って取引をする事が可能になります、つまり50万円の資金があれば約150万円分の株を購入することが出来るのです。

ですが、先ほどと同じように株の価値が半分になってしまった場合、株の価値は75万円となってしまいます。

100万円を借りたのに株の価値は75万円しかないので、25万円分の負債のみが残ってしまうという事になります。

自己資金が大きければ大きいほど借りることができる金額も増えていくので、失敗したときの負債の額も大きくなります。

実はみんな投資している

「投資の失敗=借金」という誤解が解けたところで投資について改めて取り上げていきます、投資を避けている人の多くの人が抱いている感情、それが「お金が減ったらどうしよう」という部分です。

投資をする以上は必ず増えるという保証はありません、価値が下がる事はざらにあります。

だからといって「貯金をしておけば安心」というとそうでもありません。資産価値が下がる、これは株式投資をしている人だけの問題ではないのです。

貯金は投資

投資の話が出てくると必ず出てくるのが「貯金」です。日本人の多くは「株式投資」ではなく「貯金」を優先する文化があります。

ですが、この貯金というのは銀行に自分の資産を預けている立派な「投資」なのです。その証拠に年2回銀行から利息が振り込まれているはずです。

貯金の価値は下がらない訳ではない

ここまで見たら、貯金は金額が変わらずに利息までもらえるから安心安全と思われるかもしれません。

確かに株式投資に比べるとリスクが低いでしょう、ですが投資をしていないリスクという考え方もあるのをご存知でしょうか?

2022年に入り、アメリカの金利上昇に伴い円安が進んだというニュースを目にしたことがある方が多いかと思います。

1ドル115円前後だった円の価値が数か月で1ドル130円台まで急上昇しました。これはドルに対して円の価値が下がったことを意味しています。

2025年に入った現時点でも円安は進み150円~160円を推移しています。現に人気のスマートフォン「iPhone」は日本での販売価格を最大4万円ほどの値上げをしました、これは円の価値が下がったことも影響しているでしょう。

また様々なものを輸入に頼っている日本は仕入価格の高騰を理由に様々なものが値上げしています。

つまり2022年初めの100万円と2025年初めの100万円の価値は違う考えることができます。

こういう風に考えると、貯金だけしてるのもリスクがあると考えることができますよね。

そもそも投資とは

投資とは、将来的なリターンを目指して、資産や価値が期待できる企業や不動産、モノに資金を提供する行為です。投資は、単にお金を貯めること以上の意味を持ち、経済的な成長や個人の資産形成に寄与する重要な手段となります。投資には様々な種類があり、株式投資、不動産投資、仮想通貨投資、FX投資などがありますが、投資方法それぞれ独自のリスクとリターンが存在し、投資家は自身の目的やリスク許容度に応じて選択する必要があります。

株式投資

まずは株式投資、投資と聞いて一番イメージされるのは株式投資だと思います。株式投資は企業が発行する株式を購入し、その企業の成長に伴う利益や配当を得る方法です。

株式は株主から集めた資金に対して発行する証書のことで、投資家は株式で資金を提供することによって、会社が利益を上げたときに、その一部を受け取る権利をもらうわけです。
新NISAの話でよく話題に上がる投資信託は株式投資の一部といえます。

不動産投資

不動産投資は、物理的な資産の不動産を購入し、賃貸収入や売却益を目指します。将来価値が上がりそうな土地の購入やアパートやマンションの経営なども不動産投資として扱われます。

FX投資

FX投資は為替の変動の差額で利益を得る投資方法です。FXに興味がない人でも最近は「円安」や「円高」などのフレーズは聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか?

FXはこれらの外国為替の価格変動を利用して利益を得る方法です、株式投資に比べても値動きが激しくリスクが高い傾向にあります。

仮想通貨投資

仮想通貨投資は、デジタル通貨の価格変動から利益を得る比較的新しい形の投資方法です。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨が有名ですね。

インカムゲインとキャピタルゲイン

投資の世界には、インカムゲインとキャピタルゲインの二つの主要な利益形態があります。

インカムゲインは、投資から得られる定期的な収入、例えば配当や利息などを指します。

一方、キャピタルゲインは、資産の売却から得られる一時的な利益を意味します、株価が100円の時に買って、200円になったら売る。など。

一般的に株式投資などの利益のイメージとしてはキャピタルゲインをイメージする方が多いのではないでしょうか。

投資にはリスクがある

投資を始める前に、投資の基本を理解して自分に合った投資方法を選ぶことが重要です。

また投資にはリスクが伴うため、リスク管理の知識も必要となります、高いリターンを得ようとするとその分高いリスクを伴うものです。株式投資で破産した芸能人の方などがテレビで取り上げられた事を見たことがある人も多く、「投資は危険」などの過度な恐れている人もいらっしゃいます。借金にならないにせよ、損失のリスクはあります。

ですが、投資をしないということ自体もリスクと考えることができます。この辺を加味し、自分が背負えることができるリスクをしっかりと見極めることで、そのようなことはなくなります。投資について勉強してもリスクを0にすることはできませんが、低くすることは可能です。

まずは証拠口座を開設して投資信託から始めてみよう

貯金だけしていることのリスクは理解できたとしても、急に投資をしようと思ってもハードルが高いですよね。ですので株式投資をするのではなく、小額から投資することができる投資信託から始めてみましょう。

投資信託というのは株の詰め合わせのような物で、最低100円から投資をする事ができます。私はコロナが影響が始まる少し前の2020年初頭から「つみたててNISA」を始めて、2025年も新NISAでクレジットカードでの積立てをしています。

クレジットカードでの積み立ては各証券会社・各クレジットカードによって還元率が違いますが、おおよそ0.5~1%程度のポイント還元を受けることができます。元本割れのリスクがある投資という行為に対して確実に1%程度の還元が受けられ、また、クレカ積立ては1か月あたり元金10万円分までポイント還元の対象となります。私のような兼業投資家には必要十分な枠です。

もし投資を始めるのであればクレジットカードで少額でも積立て投資を始めることをお勧めします。

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